結婚後のオーディオ

自由気ままな独身時代
(延長戦)結婚とオーディオ
(延長10回)哀愁のヨーロピアン・ジャズ
(延長11回)PIEGA現わる!
(延長12回)静かにしなさい・・・
(延長13回)嗚呼、ロクハン!!
(延長13回裏)仁義なきウェスタン
(試合後会見)モノラル復権
掲示板

まずは引越しから
 いろいろと思い付くままに独学独歩で進めてきたオーディオ道楽ですが、思い掛けず結婚という出来事を前に方向修正ということになりました。まずは使用前・使用後という展開で。


独身時代:なにやら色々憑いてます

結婚後:シンプル・イズ・ベストで(アジア風)

 ともかくこの手の機材の山は嫁の第一印象でリビングを占有できるか、はたまた押し入れ&蔵行きかを決定されるかという一大事です。引越しの井の一番にセッティングしてOKをもらうべく慎重に検討しました。結果は「きれいね」のひとことで胸を撫で下ろした次第。

 実は後で知ったのですが、嫁のほうはアクション映画&韓流ドラマ好きという決定的な事情がありまして、今は大画面テレビが欲しいようです。(あまり画質は問わないらしい) 私は音源マニアの勇名を返上して、早朝の時間が音楽タイムということになります。そのうちプロジェクター&シアタースピーカーでモノラル&モノクロ映画を堪能することといたしましょう。(夢の夢)


問題の機器山積みは隣部屋でひっそり

パワーアンプは裏に縦置き。業務用らしい顔付き

 こういうリビングでゆったり聴くようになると、妙にバロック音楽やイージー・リスニングの系統が心落ち着くもので、今はカフェ風の音楽をコレクションしつつあります。あとはちゃんとしたティー・セットを揃えてまったりと。



大画面テレビといふ物をしてみむとて
 嫁の思惑に乗せられて(というフリをして)大画面テレビを購入。
 まずは入れたばっかりの状況から。
 

 SONY製のブラビアEという42型リアプロジェクションTVなのですが。。。ともかくデカイ。テレビ台からはみ出してしまいました(汗。でも大きさのわりには中身は空洞なので意外に軽いんです(重量28kg)。少しの移動ならひとりでスイスイ行きます。画像のほうは映画での落ち着いた色調や、TV画像でも荒れないマッタリした感覚が私好みです。いわば最先端の機材というより、小馴れた方法でそつなくまとめた製品という感じですね。部屋に入れて5日後には日常生活に馴染んでしまいました。

 リアプロジェクションという方法は、下方に映写機を備えて鏡に映した画像を透過スクリーンから眺める方法です。かつてCRT管を使ってた頃の印象が悪かったせいか、日本ではデカブツで暗いボケボケの画像というイメージがありましたが、数年前からアメリカ市場では非常に売れ行きがよかったようです。大きさについても投影型ということもあり、従来は奥行きが大型ブラウン管並みで部屋の置き場所が限られたのですが、今回のSONY製のものは奥行きが36cm程に収まり、ビデオデッキよりも奥行きが狭くなりました。実際、液晶テレビも地震時の転倒防止のため、設置ベースが結構大きいのです。内蔵の映写機もかなり小さくなっているようで、従来の袴を履いたような違和感もなく液晶やプラズマと同じくスッキリしています。またRGBそれぞれに3枚のLCDを使い昼間でも液晶テレビと遜色ない輝度が得られる反面、発光素子を直視しないので目にもやさしい感じがします。よく問題視されている視野角の狭さもあまり気になりません。6畳間を縦使いにして2m前後離れれば十分です。第3の薄型テレビと言われるようになった由縁でもあります。

 私の大画面テレビへの憧憬は映画好きが講じて起こっていることで、プロジェクタにしようか大型液晶にしようかと悩んでいた矢先に、両者を合体させたようなリアプロに目を付けたという次第です。結婚してしばらく続いた騒がしさも落ち着いて、ようやく映画を一緒に楽しめる余裕ができたという感じです。
 リアプロジェクションTVで観る映画は、液晶やプラズマのようなキラキラした輝きはありませんが、落ち着いたフィルムライクな感触で好感が持てます。「グランブルー」のように海の深い色合いや波間のたゆたう感じなど、この手の表現を久々に堪能した感じがします。人工的な光をあてたCG(コンピュータ・グラフィック)とは違って、光に対しパッシブなフィルム階調で撮られたものは、やはりスクリーンを通したパッシブな映像機器のほうが合っているように思います。これを買ってからは取っ替え引っ替え映画を視聴しては、風合いの自然さに膝を打って喜んでいます。妻は私の好きなヨーロッパ系の静々とした作品が苦手のようなので、ここら辺は我慢比べかもしれません。

 オーディオとビジュアルの共存ですが、映像寄りにすると平面的な音場になるほうが良く、オーディオ寄りにすると音声が映像から浮き出すという感じです。引退したとは言え音声マニアの名に恥じないよう、意地になってテレビ内蔵スピーカーは音声端子そのものを繋げていません。音場の調整をする際には、案外70年代の歌謡曲がデフォルト的な音場を展開してるようで、テレビ音声が意外に伝統的な手法で成り立っているものだと気付かされた次第です。結局は妥協案として蝙蝠なみの超音波が出るトゥイーターをつけて、適切な試聴位置の拡散を狙っています。


古い映画などマッタリと

 サイドに擁してる富士通テン製のスピーカーTD512ですが、基本的に映画音声への対応は良好です。とくに映画音声はフィールド録音に近いものがあり、環境ノイズを抑えてるため帯域は狭いものの、環境音の鋭い反応や音の遠近感、そしてボーカル音域での濃淡の深さなど、越えるべきハードルは意外に高いのです。TD512の音声再生はこうした多様な音響を自然でほとんど違和感なく受け容れられる音質です。地響きまでは出ないまでも、意外に低音の量はしっかりしているし、また小音量での反応が非常に良いので家庭のリビングで聴くには丁度良いのではないでしょうか。(借家なので地響きがでると近所迷惑ということも) このように人がびっくりするような音で鳴らない一方で、落ち着いて作品のなかに入っていけるスピーカーです。
 現在のところ費用対効果を考えて5.1ch対応はする予定はありません。え〜と、この場合の効果というのは寝っ転がって映画を観ることです (^_*)\バキッ



独身時代のワタシからの贈り物
 これだけでは何のことやら判らないのですが、結婚そのものを急に決めたせいか、独身時代に注文してたものが結婚後に届けられるという予定外のモノもあります。その最たるものがリーコーダーのアンサンブルセット。国内に在庫がないということで、遙々ドイツに製造依頼して待つこと3ヶ月。ドンブラコとやってきました。そして代金請求はさらにその3ヶ月後。その後の家庭状況は想像におまかせいたします。


 たかがリコーダーですが、いちよ17世紀のルネサンス・コンソートをレプリカしたということで気合いの入ったセットであります。バスとテノールに付いてるフォンタネーレ(鍵付きの装飾)も見目麗しく、モノ自体は凄く気に入っているのですよね。倍音の強いルネサンス・タイプはアンサンブルとして結構きれいにハモるので、教会の礼拝堂などで吹いているととても気持ち良いです。
ちなみに妻はリコーダーを吹けません (^_*)\バキッ

 あとはオマケの風景。借家ながらのんびり暮らせる部屋づくりを考えています。


イタリアン・カントリー風のダイニング
 


   上段:妻の家庭料理
   下段:ベトナム・コーヒー


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